わたしのBlog_家族と山の日々: 新幹線を使って過ごした東北の三連休

2024年7月15日月曜日

新幹線を使って過ごした東北の三連休

事前の気象情報で悪天候が予測されている場合、山岳会などのプライベート山行であれば臨機応変に日程や山域を変更することが可能ですが、公募型山行の場合には日程がフィックスされています

特に商業公募型山行の場合は「登る山」をコミットしているので場所の変更もできない

2009年7月のトムラウシ遭難の背景にはこのような事情があったことは容易に想像できます

「海の日」三連休に都岳連バリエーションスクールの実技9を実施しました

最終実技となる実技9は仕上げとして黒部の宝石「黒部源流赤木沢」を遡行する計画でした

例年は8月の「山の日」の三連休に企画するのが通例ですが、今年の「山の日」は東京都が担当なのでスケジュールを空けておく配慮をして「海の日」に実施することになりました

ただし「海の日」は梅雨明け前の可能性が高く、その対策が企画立案時の大きなテーマでした

そして迎えた、今年の実技9

梅雨前線の動きを継続してチェックしていました

素人評価では赤木沢の核心部は大滝ということになろうかと思いますが、ガイド視点で評価すると薬師沢小屋から赤木沢出合までの黒部川の遡行が最大の核心部になります

これは大滝はロープを使用することによって安全をガイドがコントロールできる一方で、増水した黒部川本流は安全コントロールがほとんど不可能だからです

出発を控えた7月10日の段階で、場所の変更を行うことを決断しました

まず最初に行ったのは山小屋へのキャンセル通知です　ガイドと山小屋はお互いの信頼関係で成り立っています　そして参加者への通知を行った後、保険契約の変更手続きを行いました

変更後の対象は東北の沢

2009年に初めてこの沢を登った時の山行記録に私は次のように記しています

「ナメが賞賛される沢は多々ある。しかしながら、そのような沢も実際のナメの長さは数百メートルといったものが大半である。この沢は最初から最後まで16kmすべてが美しいナメで構成された稀有な沢。前代未聞である。再訪を強く願った。」

ではこの三日間を備忘録として振り返ってみたいと思います

7月13日土曜日

海の日の三連休なので事前のレンタカー予約は困難
いつも使っているトヨタレンタカー、ニッポンレンタカー、日産レンタカーのいずれも満車
ようやくオリックスレンタカーでワンボックスを予約できた
盛岡までの「はやぶさ」は「指定立ち席」を覚悟していたが臨時列車が増発されて前日に予約できた
5時44分四街道駅まで幸子さんに送ってもらい快速電車に乗車
9時10分盛岡駅着　三連休ともあってオリックスレンタカーの受付は混雑しており車を出すまで30分ほどかかった
道の駅「雫石」で休憩し「ミズ」を二束購入　一束250円
盛岡から阿仁前田まで3時間半
ニコットが買い出しに最適　100均（キャン★ドゥ）が併設されているのには少々驚いた　2021年にファミマがオープン、そしてついに100均ができるとは大変貌した阿仁前田です

ニコットの営業時間　9:00~20:00

ちなみに駅前の丸伊は風前の灯で廃業するかもしれない
阿仁前田から宿泊予定地まで32㎞で45分必要
上水道は滅菌装置が装着されたので飲料可能　第三サニタリーが復旧していた
レンタルがあることを初めて知った　今後は有効活用したい
テント（3～4人用）1,000円
マット100円
シュラフ1,500円
カセットコンロ300円
炭3kg600円
カセットガス200円
夕食はレトルト牛丼+ミズ+トマト