小学生の夏休みに大分の田んぼで蛭にくわれたことがありますが、今回は山にいるヤマビルの話です
登山者としてのヤマビル生息地帯として昔から有名だったのは南アルプス南部でしょう
初めて私がヤマビルに遭遇したのもその山域にある篠井山で1978年でしたが、当時のヤマビル生息地域は限定的で私たちの普段の山登りに考慮することはありませんでした
1973年千葉国体では房総丘陵を舞台として登山競技が行われましたが、その時も特段ヤマビル対策というものはありませんでした
丹沢でもヤマビルは裏丹沢と呼ばれる一部地域に限られており西丹沢にはいないとされていました
そんな西丹沢で私たちがヤマビルにやられ始めたのは10年以上前のことでした
ヤマビルは蚊やマダニのように感染症を媒介するわけではないので、実害はほとんどないのですが、出血がなかなか止まらず、姿かたちの薄気味悪さから生息山域を計画することはほとんどなくなりました
そんな中で偶然本書を知って購入し今日読みました
小学生中学生を中心として構成された「子どもヤマビル研究会」の研究成果をまとめた本です
今までの常識をくつがえすいくつかの研究成果もさることながら、指導とは何かをいうテーマを問いかける良書でした
なんだかヤマビルが可愛らしく思えるようになりました
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