2021年7月14日水曜日

雷鳴が響き渡った三ッ峠エイドトレーニング


9月に予定しています屏風岩のトレーニングとして実施しました
参加予定の二人ともトップロープによるエイドのA1はスピーディーに登れるようになっていますが、実際に屏風岩を登るときにはフォロー特有の手順、具体的にはクィックドローの回収の為の一連の動作を理解しておく必要があります
昨夜、都岳連エキスパートガイド認定式を終えたばかりの素直さんに主任講師として対応してもらいました

実施場所は直登カンテと空間リッジ
1ピッチ目の最上部まで登りましたがフリーの部分が「江戸むらさき ごはんですよ!」を塗りたくったような状態でした
2ピッチ目を登っている段階で雷鳴が聞こえはじめ、まもなく気温が急激に下がり始めましたので、すべてを撤収してアパッチハングの下に退避しました
単純な降雨ならば登り続けることはできますが、落雷の可能性がある状況では手の施しようもありません
そして雷鳴と共に激しい雨・・・

2021年7月13日火曜日

CRACK CLIMBING届きました


ガイド認定式を終えて、22時半頃に帰宅すると、注文していた待望の書「CRACK CLIMBING」が届いていました
明日は素直さんと共にガイドの仕事で3時半起床4時出発なので目を通す時間はありませんが、ざっと確認すると章立ては予告通りサイズ別になっています
  • フィンガークラック
  • ハンドクラック
  • フィストクラック
  • オフウィズス
  • スクイズチムニー
  • チムニー
  • ステミング
  • ルーフクラック

新ガイドへのはなむけの言葉


今夜、公益社団法人東京都山岳連盟(以下TMF)によるプロガイド認定式がZoomを併用して開催されました
Zoomによる松本敏会長や廣川健太郎専務理事のご挨拶をいただいてからTMFガイド養成機構の創立者である松元邦夫さんから認定証の授与が行われました
新ガイドの皆さんは公益社団法人によるガイド認定の重みをかみしめていました

最後にプロガイド養成委員会の委員長である私から新ガイドの皆さんへ要約すると次のような「はなむけの言葉」を送りました

ハイマウンテンスクール 那須・井戸沢遡行(2021年7月)


公益社団法人東京都山岳連盟プロガイド養成委員会主催ハイマウンテンスクールのプロモーションムービーを素直さんが作成してくれました

プロガイド養成委員会では第5期ガイド養成のほかに

2021年7月11日日曜日

印西クラック「夏の小三角」のオンサイト


今日はたった一人で印西クラックの店番でした
外はとても蒸し暑いのですが、印西クラックに入ると室内はエアコンが効いていて快適です
開店直後から体験クライミングを希望されるお客様が次々に来場され、それなりに忙しい状態が続きました
午後になって印西ロッキーでボルダリングをしている山ちゃんが覗きに来ました
山ちゃんは「印旛郡市」で最強のクライマーです 私の知る限り(笑)
ここ数か月で素直さんによる新しいルートが追加されましたが、山ちゃんにそれらのルートを再登してグレード評価をしてもらいたいと頼んだところ、快諾してもらい1時間ほどの間に数本をオンサイトしてもらいました
垂壁に設定した5.10c~dは5.11b以上でも良いのではないか?
との感想でしたが、オリジナルルートのグレードが固定されている現状では改定はとても困難です

2021年7月10日土曜日

懸垂下降の講習会

1991年の夏にツェルマットからシャモニへの道中で日本登攀界の巨人「近藤邦彦」さんとご一緒したことがあります
数時間の道中では話が弾みました
奥鐘山西壁や今野和義さんのことも含めて様々な話をしたのですが、その中に懸垂下降失敗の話題がありました
近藤さんにして懸垂下降失敗の話は衝撃的な内容でした

もちろん、懸垂下降の失敗は死を意味するということはそれまでも十分に承知していましたが、「十分に注意する」とか「末端を結ぶ」程度の認識しかありませんでした
では、それを回避するための具体的な方法はどうするのか?

2021年7月9日金曜日

嬉しい平日営業


素直さんとクライミングテクニックのすり合わせを7月8日に予定していました
親子の関係であってもそれぞれが自立したクライマーとして活動していますので、それぞれの経験に応じたノウハウがあります
また、新しい情報も入ってきます ネット上のものもありますし、雑誌や書籍がソースのものもあります
それらを共有して再検討し、より良い方法を追求しようということは定期的に行っていますが、これを7月8日に行おうと予定していました
もちろん実施場所は印西クラックです
そうしたところ、7月9日に印西クラックの利用予約申し込みがありました
宇都宮のHさんでした 宇都宮から3時間かけても印西クラックに来たいというのです しかも一人で・・・

2021年7月8日木曜日

Bighopイベント準備


 
印西クラックは【ビッグホップガーデンモール印西】の中のテナントとして営業しています
管理運営会社では様々なイベントを通じてテナントを支援してくれます
無料体験クライミングに続いて新しいイベントを企画してくれました
ここのところ、山へ行かない日は一日中パソコンに向かって資料作りやメールをしています
今日もいろいろなことをしましたが、その中にBighopのイベント準備がありました
7/10-11,7/17-18に行われる「ゲームにチャレンジ」というイベントで、その景品として印西クラックの「体験クライミング無料優待券」を使ってくれるというのです
優待券は管理運営会社が買い上げてくれますから、願ってもない支援策です

2021年7月7日水曜日

申込受付開始しました


公益社団法人東京都山岳連盟ではプロガイド養成機構第5期の募集を開始しました

次の三種類のガイド養成を行います
トレックガイド
サミットガイド
エキスパートガイド

少し熱心に登山を続けていらっしゃる方であれば多くの方が応募できます
ガイド特有の技術に関しては講習を行います
お申し込みをお待ちしております

お申し込み時にご提出いただく登山履歴書のトレックガイドの例を掲載いたします

2021年7月4日日曜日

三斗小屋温泉大黒屋旅館と井戸沢遡行


この土日は都岳連主催のハイマウンテンスクール黒部源流赤木沢の実技-2でした
実施場所は那須の井戸沢
初日に三斗小屋温泉大黒屋旅館まで入り、部屋の中でロープ講習会
翌日早朝に出発して井戸沢を遡行するという計画です
本山行は8月13-15日に予定している赤木沢の予行も兼ねています

関東地方から東海地方にかけて線状降水帯が停滞して、私の住んでいる千葉県四街道市でも金曜日の夜から大雨警報が発令されています
そして土曜日の朝、首都高を走っているとラジオからは避難指示、各種警報の発令情報がひっきりなしに放送されています JRを始めとしてほとんどすべての公共交通機関は運休し東名高速なども通行止めとなったようです
これほどの悪天候でしたが、予測通り東北自動車道を北進するにつれて、雨はやみ、路面も乾燥し始めました
深山ダムの奥にある白湯山林道ゲートから歩きはじめる頃には夏空が時折見え、高湿度もあって汗びっしょりになって三斗小屋温泉大黒屋旅館に到着しました
大黒屋に到着する15分前から小雨が降り始めましたが深いブナの森をたどる小道には雨粒はほとんど落ちてきませんでした

2021年6月27日日曜日

印西クラック無料体験クライミング二日目


私たち家族三人に鈴木さんと中島さんが加わって昨日に続いて5人で対応することができました

50人もの体験クライミング希望者に対応するために必要な機能としては次のようなものがあります
1.受付管理 2.ハーネス装着 3.ビレイヤー 4.ハーネス取り外し
これを5人でフル回転させると1時間当たりの処理能力は最大で20人だということがわかりました
10人以上のスタッフを確保できれば10時半から17時半迄の7時間で140人に対応することが理論上は可能です

印西クラックという他に例を見ない尖がったクライミング施設は船橋ロッキーの田村さんがオーナーで運営委員会による無償の個人的奉仕活動として運営しています
この土日は松本さん、砂田、鈴木さん、中島さんに対応していただき、無料体験クライミングを乗り切ることができました

そんな中で、茨城からAさん、そして都岳連のモンターニュで一緒に登っているSさんとMさんが一般利用で来てくれました

素直さんが前傾壁にクラックを使用しないで登るライン「マーガリン5.10c」を設定しました
なぜ「マーガリン」というルート名にしたの?とのMさんの問いかけに対して素直さんは次のように答えました
「ジャムを使わないのでマーガリンにしました」

次回無料体験クライミングは7/31-8/1を予定しています

2021年6月26日土曜日

印西クラック無料体験クライミング初日


印西クラックではBighopの運営管理会社のサポートを受けて無料体験クライミングなるイベントが今日から9月末にかけて8回実施されることになっています
本当にありがたいことです
そして今日はその初日
本来であれば私と素直さんはガイドの仕事で不在の予定だったのですが、日曜日の天候が不安定なためにガイド山行を中止にしました
それで急遽印西クラックへ行くことがかなったのです
もし、ガイド山行が中止にならなかったらどうなっていたか?
幸子さんと松本さんの二人で50人の参加者のビレイヤーをしなければならなかったことになります
コンペのビレイはテクニカルインシデントをとられないためにしんどいものがありますが、ど素人のおこちゃま達のビレイも気を使います
結局、松本さんに加え砂田が助けに来てくれて私、素直さん、幸子さんの5人のビレイヤーで対応することができました

時系列で一日を振り返ってみます

2021年6月20日日曜日

梅雨の晴れ間にマスキ嵐沢


雨が心配された日曜日
今年二回目のマスキ嵐沢へ個人ガイド山行として行ってきました
幸いなことに雨に降られることもなく、時々陽射しに照らされることもある一日でした
全般的に藻の発達が顕著で「二段くの字滝」は持参したタワシでブラッシングして登りました

顕著な滝のすべてでビレイを行ったことと、6人パーティーであったことを考慮すると、とてもスムーズな遡行でした
参加メンバーがそれなりの経験者だったことが大きな要因でしたし、素直さんと私のロープ操作もさすがに手慣れたものでした

2021年6月19日土曜日

印西クラックでビレイ講習会


今日は印西クラックでビレイ講習会を行いました
きっかけは一通のメール
『印西ロッキーでボルダリングを親子でしたことがあるけれど、子供がリードクライミングをしたいというので、ビレイを教えてもらえないか?』
というものでした
開催することにしていつものメンバーにも声がけしたところ、Mさんが来てくれることになりました
私のビレイ講習会はビレイを25ステップに分解して、一つ一つの理屈を説明しながら講習していきます
形を真似するだけでは身につかないビレイの本質を理解できるのではないかと思います

2021年6月13日日曜日

孫と花火を楽しんだ初夏の夜


2000年8月に表銀座から槍~穂高を縦走した時に北穂の幕営地で花火をしたことがある
長女が中学2年、次女が小学6年、素直さんが小学3年だった
子供たちは大喜びで、これ以降「我が家の夏山合宿」では私のザックの背中には花火を入れておくことが恒例となった

子供たちがもっと幼いころにも家の庭で時々花火をしていた
それを縁側から目を細めながら見守っていた父の姿も浮かぶ

今日は娘たち家族がやってきて庭でBBQをした
ぶ厚いラムステーキをたくさん焼いた
夕暮れになって花火をした

私は縁側から目を細めながらそれを見つめた

2021年6月12日土曜日

岩塔のてっぺんに開店した山カフェはプライスレス


良い天気に恵まれて良い一日を過ごすことができました
てっぺんから見る富士山、南アルプス、八ヶ岳、少し雲があってそれが風景をダイナミックに演出してくれました
気温もちょうど心地よく、風も穏やかでした

岩塔の上は四畳半くらいの広さがあります
ここでコーヒー豆をミルで挽いて、湯を沸かし、ドリップしました
参加メンバー差し入れのおしゃれなお菓子もイチゴの風味高いもので、コーヒーにとてもマッチしていました
まさにプライスレスの山カフェ

そして下降開始直後の出会いとサプライズ!

2021年6月6日日曜日

三ツ峠で屏風岩を目指すメンバーへエイドトレーニング


上高地から涸沢への道すがら聳え立つ屏風岩
多くの登山者は自分とは別世界と思っていることでしょうし、あるいは屏風岩を登る人がいること自体を知らないかもしれません
そして、この屏風岩を登ることができるということを知った時、いつの日にか登ってみたいと思うのは山登りに心を奪われた人のごく自然な感情かと思います

ガイドオフィス賀来さんちの山」ではそのような方々の屏風岩登攀のサポートを行っています
印西クラックでエイダーの扱い方の基礎を2回~3回講習した上で、三ッ峠などの外岩で更にトレーニングします

この土日は、そのトレーニング山行でした

日本国内でのエイドテクニックは1970年代中盤頃から大きく変わりました

変化のきっかけは二つありました
1.シットハーネスの登場
それまではチェストハーネスが主流でしたからエイドテクニックは「巻き込みと突っ張り」あるいは「吊り上げ」以外に選択肢はありませんでした
1970年代半ばになってトロール社のウィーランスシットハーネスが日本国内でも広く普及するようになり、状況は一変しました

待望の本が邦訳「クラック・クライミング」


ロクスノ92号によるとピート・ウィタカーの「クラック・クライミング」が邦訳され出版予定とのことです
素直さんと二人で翻訳することも検討中だった「クラック・クライミング」
市場規模が大きい小さいを抜きにしてこのような本を出版してくれる「山と渓谷社」に感謝です
1977年にダグ・スコットの「ビッグ・ウォール・クライミング」が出版されたときも狂喜して喜びましたが、今回も大喜びしました

2021年6月1日火曜日

ビレイについて考えながら登った一ノ倉沢


今日のお客様は元々はお二人の予定だったのですが、お一人がクライミングジムのリードで怪我をしてしまい直前に参加不可能となりました
日々精進している私のお客様らしい話ですが、怪我をしたというのは笑い話では済まされません
私はビレイ講習会を印西クラックで幾たびか開催していますが、参加者の多くが実際のフォールのビレイ経験に乏しく理論立てて学習したことがありません
ここであらためてビレイ技術習得の意味を確認したいと思います

ビレイ技術習得というとリードするクライマーの為の技術習得だと考えているかもしれませんが、そうではありません
ビレイヤーが正しいビレイをしているのかを判断するスキルを身に着けるための技術習得です
正しいビレイをしていないビレイヤーに対して指摘ができないこと自体が大きなリスクになります
正しいビレイを理解していればビレイヤーを選択することも可能になります
自分自身の身の安全を守るためにも正しいビレイ技術の習得は必須だと思います

2021年5月30日日曜日

ガイド研修審査を小川山で実施しました

5月29日-30日とガイド研修審査の為に小川山へ行ってきました
私が担当しているのは「サミットガイド」と名付けられたカテゴリーでバリエーションルートを登ることや講習会を開催することを認められたクラスです
想定しているのは一ノ倉沢南稜クラスを余裕をもってガイドできるレベルになります
ですから外岩の5.10をオンサイト出来る力量が求められます
この日に備え参加メンバーはシェイプアップした上で徹底的に登りこんでおり、皆さん素晴らしいリードクライミングを披露してくれました

2021年5月26日水曜日

瑞牆山の「大やすり岩」を登る


半年近く前にメンバー常連のSさんから「瑞牆山の"大やすり岩"って登れんですかね?」と尋ねられたことがありました
大やすり岩にボルトラダーがあることを知っていた私は即座に「登れますよ」と応えました
瑞牆山の山頂に立った時、あるいは小川山へ向かう途中の信州峠越えの道で観る瑞牆山の頂上近くに聳え立つ巨大な岩塔「大やすり岩」には目を惹かれます
たしかに登ってみたいと思うでしょう
共感を覚えた私は「瑞牆山"大やすり岩"」の企画を立ててメンバーに公開しました
参加条件はエイドクライミング経験者であること
フリークライミングであればロープの補助で多少は登れることもありますがエイドにそれを期待することはほとんど不可能です 事前に印西クラックでエイド講習会を実施するなどして準備を整えました

そして今日、日帰りで行ってきました
幸いにも天候に恵まれ、さわやかな初夏の青空のもとで爽快な一日を過ごすことができました
帰りがけには素直さん推奨のハイジ村クララの湯で汗を流しました
湯船から南アルプスの素晴らしい展望を楽しめる温泉でした
中央高速では皆既月食を見ながら車を走らせました

2021年5月24日月曜日

5人という大部隊で登った一ノ倉沢


今日、一ノ倉沢へ行ってきました
谷川岳一ノ倉沢では5月から6月に最高のシーズンを迎えます
出合からテールリッジ末端迄の厄介なアプローチが深い残雪によって埋め尽くされ、あっという間にテールリッジまで行くことができるからです

5人という大部隊なので素直さんにアシストしてもらいガイドレシオ2以内を維持することができました
前日の17時に八重洲を出発し、19時過ぎに水上のサンモールで夕食用のお弁当や惣菜の買い出しを試みましたが、この時間帯はすでに完売状態でした
仕方なくファミマへ行ったところ、こちらは商品豊富で助かりました
その夜は土合駅でステーションビバーク
土合駅のトイレは改修されて見違えるように清潔になっています
一方で駅舎内で火器を使う不届き者がいたためだと思いますが待合室が閉鎖されました
いずれ土合駅内でのステーションビバーク自体が禁止になるのは時間の問題のような気がします
登山指導センターのトイレ等を改修してくれれば、あそこで仮眠するのですが・・・

2021年5月22日土曜日

印西クラックの店番をしながら写真のピックアップ


BigHopの管理運営会社では印西クラックをより魅力的にするためのアドバイスをしてくれる
各テナントが隆盛すればおのずとBigHopに還元されるからだが、本当にありがたいことだ
多くのアドバイスの中に次のようなものがあった
「ジムの前を通りかかった人が思わず引きつけられるような写真を掲示してはどうか?」
それも山が好きな人、あるいは自然に興味のある人が目をとめる画像が良いのではないかと
印西クラックはトラッドクライマーやビッグウォールクライマーという超ニッチな顧客層をターゲットにした施設ではあるけれど裾野を開拓するのも重要だという意味だろう
そこで、今日は印西クラックにパソコンを持ち込んで店番をしながら過去の画像から意にかなう写真を選ぶ作業を行った

2021年5月19日水曜日

印西クラックで平日の講習会


先週五日間の小川山滞在は天候が今一つでしたが、それでも乾いた岩場を求めて結局登っていました
その結果、指先の皮は消耗し、指全体も腫れあがってコブシを強く握りしめることもできなくなっていました
帰宅してから月曜日火曜日と二日間クライミングを控えたこともあり、指の腫れもひいて正常な状態に戻りました

そして今日
十日前に実施したエイドクライミング講習会ですが、槍ヶ岳へ行っておりどうしてもその日に参加できなかったOさん
平日に有給休暇をとってでも受講したいという熱意に感動して、Oさん向けの特別講習会を印西クラックで行いました

2021年5月16日日曜日

モロクボ沢も雨

天候判断が難しい山行が連続しています
日本列島は4月下旬から悪天候のサイクルに入って、このまま梅雨になりそうです

今期二回目の沢として選んだのは西丹沢のモロクボ沢
西丹沢ビジターセンターを出発する時点ですでに雨
大滝はロープをフィックスしましたが、問題は大滝を巻いた後に沢へと戻るトラバース
これもフィックスしました

苔の絨毯をめでながら水晶沢の出合を過ぎて標高900m地点に到着
このまま遡行を続けると大幅な残業になる可能性が高いので、ここから善六のタワへ向かう枝沢を選択することに決定
小綺麗な沢で滝もなく容易でしたが稜線へ出る最後の30mがとても悪く、ここもロープをフィックスしました

2021年5月15日土曜日

ビレイ講習会


今日はビレイ講習会を印西クラックで行いました

恐らく見よう見まねでやっていると思われるビレイについて全25ステップに分けて詳細な説明と講習を行いました
どのようなビレイが理想的で、どのようなビレイが悪いのかについてはほぼ理解できたと思います
市販されている技術解説書についても間違っている箇所については指摘しています

2021年5月14日金曜日

ガイド企画の仕入れとクライミングシューズの購入


月曜日から五日間ほど廻り目平に滞在していました
目的はガイド企画の仕入れです
ところが天気が良くありませんでした
雨音をききながらタープの下でゴロゴロしながら五日間を過ごしてしまいました
とても寒くて往生しました
この時期はムーンライトのような大型テントを持ち込み、テントの中で食事をするなどの対策をした方が良かったかな

2021年5月8日土曜日

エイドクライミング基礎講習


それぞれに登りたい山があり、ルートがあります
屏風岩を登りたい
大同心のドームを登りたい
いずれはエルキャピタンを登りたい
そんなメンバーの為にエイドクライミングの基礎講習を行いました
エイドクライミングの今昔について少し説明しておくと・・・・
単純な動作テクニックとしては1970年代半ばに普及したシットハーネスによって大きく変わりました
突っ張りと巻き込みを中心としたやり方は廃れて5~6mのルーフが連続する奥鐘山西壁の正面壁を大きな疲労感を感じずに登れるようになりました
これがのちのフリークライミング移行への一つのトリガーになったのです

2021年5月5日水曜日

白馬岳主稜

Yさん撮影

今年のGWは天候不順でした
白馬岳主稜を5/1と5/5の二回企画していましたが、4/29の段階で両日共に悪天候が予想されていました
好天は5/4に訪れるようだったので二回の企画を一回に統合し、5/4に実施することを参加者の皆にメールでお知らせしたのが4/30
直近の変更だったのでメンバーはスケジュール調整が大変だったと思いますが、全員から参加するとの返事をいただきました もともとガイドレシオ3で計画していましたので、素直さんの協力を得ることによりガイドレシオ3を維持することができました

5/3
13時に八重洲を出て雨模様の白馬村の宿に到着したのは17時 荷物を置いてから木崎湖の湖畔にあるカイラスショップへ行ってみました
カイラスショップには廣川さんが単身赴任しているということだったので様子を見に行ったのです ズボンを購入しました 宿で持ち込んだコンビニ弁当を食べ20時前に就寝

5/4
快晴 3時起床
途中のコンビニで朝食を仕入れ猿倉に4時到着し、Mさんと合流
白馬尻から白馬岳主稜上の2160mの小さなコルまで結構きつい登りになります

2021年5月2日日曜日

不安定な天気による計画変更で今日は印西クラック店番


今年のGWの予定は次のようなものだった
4/29 西丹沢マスキ嵐沢
5/1-5/2 白馬岳主稜
5/5-5/6 白馬岳主稜
というわけで本来なら昨日白馬岳主稜を登って今日は白馬山荘から大雪渓を下降しているはずだった
しかしながら気圧の谷が日本列島を通過しつつあり、このコンディションで登るわけにはいかない 5/5からも天候がくずれそうだ
なんとか5/4なら登れそうなので日程を次のように変更して参加予定者に知らせた
5/3に東京を出て白馬村で前泊
5/4に白馬岳主稜を登って白馬山荘に宿泊 場合によっては宿泊せずに下山
5/5に大雪渓経由で下山

そんな理由で今日は印西クラックの店番ができることになった