2021年12月25日土曜日

母の遺骨と過ごす降誕祭


代々のカトリック信徒である我が家のクリスマスはカトリック教会のミサに与るというのが例年の慣わしです
しかしながらコロナ禍でカトリック西千葉教会での降誕祭のミサも思うようには与れなくなりました
久しぶりにプレゼピオを飾り、孫たちと母の遺骨と一緒に降誕祭を祝いました

2021年12月23日木曜日

父の葬儀の親族代表挨拶原稿がでてきました


母の遺品を整理していたら父が大切にしていた予科練の本が出てきて、その中に父の葬儀で私が親族代表挨拶をした時の原稿が挟んでありました
私の親族代表挨拶は幼いころから母に言い聞かせられていた農地解放後の苦労と、また父が語った戦争体験を要約してまとめたものでした
私が座敷の床の間に父の遺影と共にしばらく置いてあった原稿でしたが、それを母が予科練の本の中に入れたのでしょう

以下はその文面です

「遺族を代表いたしまして、皆様にひとことご挨拶申し上げます。
本日はお忙しい中、ご会葬を賜りましてまことにありがとうございました。
私の父、賀来慶二は大正15年9月14日に大分県中津市賀来にて生まれました。
生前の父を語るには太平洋戦争と戦後の農地解放を欠かすことはできません。
父の青春時代は太平洋戦争と重なっておりました。甲種飛行予科練習生として海軍航空隊に入隊。

2021年12月22日水曜日

大同心はエビのしっぽで真っ白・・・

ドーム基部

今日は前夜発日帰りで素直ガイドと八ヶ岳へ行ってきました
昨日、午前中に素直ガイドとスタッドレスへのタイヤ交換を行いました ホイールナットを事前に少しだけゆるめてからジャッキアップすると安全性も高く、短時間で作業することができます
16時にYさんと合流し美濃戸口の八ヶ岳山荘到着は18時半
いつもなら道の駅小淵沢の駐車場に小さなテントを張って仮眠します ここにはすぐ近くにコンビニエンスストア「ローソン」があり、到着後の夕食と翌朝食に温かいコンビニ弁当を食べることが出るので、とても重宝しています
ガイド仲間の道家さんは美濃戸口の八ヶ岳山荘の仮眠室を使用しているようで、今回は私たちも八ヶ岳山荘の仮眠室を使ってみようと思ったのです
平成26年豪雪の時に素直ガイドは八ヶ岳山荘の藤森社長に大変お世話になったことがあります
八ヶ岳山荘の仮眠室利用についての作法等を備忘録として残しておきたいと思います
TEL0266-74-2728 事前予約しておくのが無難でしょう
1階にフリースペースが用意されており、24時間開いています トイレも暖房便座で24時間利用できます
フリースペースではコンロ台が用意されガスコンロを使用可能です
私たちはジェットボイルで湯を沸かしました
利用料金は一人1泊2,000円 別途駐車場料金が1台当たり1,000円
料金の支払い方法は所定の用紙に記入して用意された封筒にお金を入れて専用ポストに投函します

2021年12月19日日曜日

店番の一日は帰宅が20時


昨日までの冷たい北風がやみました
ほっと一息付けるような日曜日になりましたが来週になると再び強い寒気が流入するとの天気予報です
昨日に続いて印西クラックの店番でした
来場者がなく暇を持て余していましたので、大掃除の続きを行いました
場所は2階です 床のゴミ掃除を行いました
14時を過ぎた頃から続々と体験クライミングの来場者があって忙しくなりました

2021年12月18日土曜日

久しぶりに「すばる君」と


印西クラックの管理人になってからは基本的にガイドの仕事は平日に移動し、土日は印西クラックの店番です
都岳連のプロガイド養成委員会の実技がある時だけは幸子さんや素直ガイドに店番を替わってもらいます その幸子さんや素直ガイドの都合も悪いときには印西クラック運営委員会のメンバーに助けてもらって綱渡り営業を続けています それでも店番が手当できず11月には休日/祝祭日にもかかわらず営業できなかった日がありました
今週火曜日に甚兵衛そばで忘年会をした時に岩崎が「土日なら店番を替わってやってもいい」と言ってくれましたので、これから少しは負担が軽くなるかもしれないと期待しています

ということで今週末土日も印西クラックの店番です
西高東低の強い冬型の気圧配置になって、カムチャッカ半島東へ進んだ低気圧は954hpにまで発達し昨晩から強い北風が関東地方に吹き荒れています

2021年12月15日水曜日

印西クラックの大掃除


本日、素直ガイドと二人で印西クラックの2階の窓清掃と、クッション材を外部から遮断するための遮蔽板を設置しました

今回、窓掃除が短時間で終えることができたのは「BIGHOP オペレーションセンター」にて窓掃除用のワイパーをお借りできたためです
今後も定期的にワイパーをお借りして窓掃除をしたいと思います ちなみに本日1階の窓も清掃しておりますが、一部で過去の接着剤が付着しており除去できませんでした
※リード壁中央の水銀灯が切れておりましたが、交換しました ここ1年ほどで水銀灯が2つ切れていますので、予備を2個常備しています

2021年12月14日火曜日

年末恒例 大木さんに会いに甚兵衛そばへ


年末恒例、大木さんの甚兵衛そばでの忘年会
今日、岩崎、砂田と運転役の幸子さんの四人で行ってきました
1975年6月北穂沢の立教大山岳部合宿中の事故後、1年間の入院生活を経て松葉杖生活となってしまった大木さん 退院後、成田市内から池袋まで松葉杖で通学するのは無理なので大木さんと私は池袋要町三丁目の「野村荘」で暮らし、岩崎、砂田も加わってその部屋が1977年6月まで山登りの拠点になっていたことがあります
思い起こすと、この「野村荘」での日々がその後の山に対する暴走の直接的な引き金になったのだと、思ったりします

大木さんの甚兵衛そばは宗吾霊堂の門前にあります
お酒を飲むのでいつもの通り幸子さんが運転手になって、最初に砂田宅、ついで岩崎宅を経由して、BigHopのシャトレーゼで手土産を購入して甚兵衛そばへ向かいました
かなり本格的な雨が降り始めました

2021年12月13日月曜日

鷹取山 懸垂下降講習会と対岸の火事とスマホなど


大学山岳部のヘッドコーチをしている素直ガイドの主張では登山技術を次の三つに分類し、なおかつ防御技術と退却技術が優先されるとことを説明すると学習効果が高いと言います
すなわち
1.防御技術
2.退却技術
3.前進技術

防御技術と退却技術なくして前進技術はあり得ない
なるほど・・・
ガッテンです

で、今日は退却技術の一つである懸垂下降の講習会を鷹取山で実施しました
ひと口に懸垂下降の技術講習会と言ってもカバー範囲は広範囲で、私たちの過去の経験から最低でも五日間を要するボリュームがあります

今回の講習会のスコープは「初めての懸垂下降」

2021年12月11日土曜日

日々の生活へ

舟戸大橋からの印旛沼

高い山からは冬の便りが本格的に届き始めました
今日夕方にはガイド仲間の道家さんから八ヶ岳南沢大滝の結氷状態が良好だとの知らせがありました
私も元々は小同心クラックを今日予定していましたが先週の早い段階で中止にしていました

母が骨になって我が家に帰宅し、リビングに作り付けの十字架用の祭壇に父の遺影と並ぶことができたのは五日前のこと

12月21日まで高い山のガイド山行は控えようと思っています

今日は印西クラックの店番に行きました

2021年12月6日月曜日

母のお別れ会



11月28日に亡くなって、火葬場の空きは最短で12月4日だという
スケジュールの都合で6日に親戚だけでお別れ会を行い、佐倉斎場で火葬することになった
親戚だけとはいっても、岩崎と砂田だけは特別なので案内させてもらった
十代の頃からたびたび我が家で山の相談やトレーニングをするなど母とはとても親しかったからだ
湯屋家や重光家からも従兄弟が来てくれた
私の妹たちの家族を含めて賀来慶二、妙子の子供、孫、ひ孫を含めて全員が揃うのは、このような機会しかないのは致し方のないことだ

2021年11月28日日曜日

今日、母が亡くなった

中津高等女学校時代の母「湯屋妙子」

 今日は幸子さん、素直ガイドと朝9時に家を出て、印西クラックと松山下公園体育館利用認定会を終えて20時に帰宅してみると風呂場の浴槽の中で母が死んでいた
すぐに119番に連絡したが、死後硬直状態だった
とても無理だということはわかっていたが電話口で消防の方の指示に従って心臓マッサージを行った 消防の方に「あきらめないで」と励まされながら救急車が到着するまで続けた
上級救命技能認定者としての初めての心臓マッサージの対象が母になるとは・・・

2021年11月27日土曜日

インドアクライミング防御技術ストラクチャー

 
今日は印西クラックで素直ガイドとビレイ講習会
ご参加いただいたKさんはそれなりの経験者なので、ウォール下部での微妙なロープの送り出しをビレイディバイス部分でロープをV字型にしないでS字型を保持したままで行う・・・しかもロープを弛ませないで、リードクライマーにストレスを与えない・・・というゴールに向かっての講習会になりました
ロープの送り出しでビレイディバイス部分でロープをV字型にせずS字のままで操作すること自体は難しいことではありませんが、リードクライマーにストレスを感じさせずにビレイするとなると少々訓練が必要です
最後は前傾壁をリードする私が不意落ちするのを止めてもらうという実技で終了しました

2021年11月25日木曜日

孫と筑波山へ

薬王院にて孫と鐘を突く

私の兄弟や子供(孫の母親)も通った千葉県立佐倉高等学校の校歌「つくばやま」というフレーズで始まりますし、木内聡さんが病床で「筑波山はふるさとの山」と言ったことが心に残っていて、筑波山に通っているのかもしれません
今日は孫を連れて筑波山へ
まずは奈良時代(782年)創建の天台宗椎尾山薬王院へ 薬王院のご住職に孫はやさしく歓迎していただきました 孫と一緒に梵鐘を突きました 本堂の彫刻には目を見張るものがありました
それからみかんへ行き、ケーブルカー経由で女体山に登り、つくし湖で鍋焼きうどんを調理して食べました

2021年11月23日火曜日

一日会わざれば刮目(かつもく)してこれを見るべし


今シーズン2回目のアイゼントレ
今回は隣町にお住まいのいつものTさんご夫妻とご一緒しました
私たちが行うミリ単位の精度が要求されるアイゼントレは回を重ねるごとに微調整をしながら現在の形にたどり着きました
アイゼンの使い方が多少いい加減でも登れるような場所でトレーニングをしても、結果として登れてしまうと何が悪かったのかが自覚できないまま講習会が終了してしまいます
アイゼンの使い方が正確だと登れ、不正確だと登れない
その差はいったい何だったのか・・・を学習してもらう
一日の講習を経て、見違えるようになる参加者を見ていると、報われるような思いがして嬉しくなります
「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)してこれを見るべし」
とは中国の故事ですが、アイゼントレを終えて思うことは
「男子も女子も、一日会わざれば刮目(かつもく)してこれを見るべし」
と言ったところでしょうか
今シーズン最終回のアイゼントレでした

以下詳細

2021年11月21日日曜日

雨山峠越えから檜洞

檜洞1040m地点の多段滝は最上段でスタカットによるビレイが必要

この土日は雨山峠越えで檜洞へ行ってきました

沢底から10mほどの高さにある河岸段丘にタープを張り、暖かい夕食後はほんのちょっと「キリンウィスキー陸」を口に含みました
やがてとっぷりと日が暮れて鹿の鳴き声が谷に響いています
夜中にふと目を覚ますと満月がタープを照らしていました
それは月光がタープに映しだした木々の影でした
まさに私たちのガイドテーマの一つである「Midnight Ledge」そのもの
幸せな二日間を過ごしました
今シーズンのわらじ納めのつもりでしたが、よく考えてみると房総の山は真冬が沢登りシーズンだということに気がつきました

以下詳細です

2021年11月15日月曜日

椎尾山薬王院とみかん狩り


6年ほど前に佐倉高校の昭和49年3月卒業生の還暦同窓会があったけれど、砂田も岩崎も不参加でした
その時に同じ山岳部員だったTさんと再会したことがきっかけで「千葉県立佐倉高等学校昭和49年卒業 同窓会」というLineグループ作って、時々情報交換をしています
コロナ禍がなければ昨年65歳の同窓会の予定だったのですが開催は見送られました
そのLineメンバーと今日は筑波山へみかん狩りへ行ってきました
集まったのは私を含めて4人
今回も砂田、岩崎は不参加でした
笑ってしまうのは待ち合わせ場所に行ってもマスクをしていることもあって本人確認が難しいほどにお互い老けてしまっていることです
千葉ニュータウン中央駅、松山下公園体育館等で合流し、筑波山のつくし湖畔へ向かいました
車中で交わされる会話は「介護」「健康」「旧友関連の訃報」「孫」「食」・・・特に訃報についてはしんみりとしてしまいました
喪中のハガキが届くシーズンになったのです 私もいくつか悲しい知らせを受け取りました

2021年11月14日日曜日

印西クラックの店番・第一朗読・定番カレンダー


土日は印西クラックの店番でした

まずは昨日の土曜日のことですが、私一人で店番でした
前週末には三ッ峠があって今週は小川山セレクションと日帰りの山行が続いて少し疲れが残っているようで、辛い一日でした お客様が途切れた時についうたた寝してしまうほどでした

そして今日のこと
カトリック西千葉教会の当番が入っていて、幸子さんに朝から印西クラックの店番をお願いし、当番が終了してから印西クラックへ私も駆けつけて日没まで店番という一日になりました

2021年11月12日金曜日

ミリ単位の精度が要求されるアイゼントレ


冬のシーズンを前にして恒例となったアイゼントレーニング
素直ガイドと一緒に今年も開催しました

私が実施するアイゼントレーニングは厳しい冬期登攀でも通常ではめったにないミリ単位の精度が要求されるアイゼンワークを繰り返し行うというものです

爪の位置が1ミリでもずれていると登れない
爪の角度が1度でもずれていると登れない

2021年11月11日木曜日

COSTCOへ行きました


今日は幸子さんと久しぶりにCOSTCO(コストコ)へ行きました
前回行ったのは20年近く前ではないかと思いますが、記憶は定かではありません
最近娘たちがコストコで買い物をしていることを知って、久しぶりに行きたくなったというところでしょうか
毎週のように行っている印西にもコストコがあるのを思い出し、会員になってっても利用価値があるのではないかと思ったのです
それで幸子さんと会員になって行ってみました
館内を一巡するだけで2時間かかりました

2021年11月10日水曜日

今シーズン最後の小川山は寒風に震えあがりました


今日は今シーズン最後の小川山でした
昔は毎週のように通っていた小川山/瑞牆山でしたが、今シーズンは少し盛り返して9回の訪問でした
選んだルートは今回もセレクション
全ピッチそれぞれに特徴があってだれるピッチがありませんし、アプローチと下降もスピーディーに処理することができるとあって、毎回大好評です

今回のパートナーは昨年もご一緒したTさん
隣町にお住まいなのでお互いの車を都合しあっていますが、今回はTさんの超快適な車で向かいました
山好きの奥様も廻り目平周辺の紅葉ハイキングでもいかがですかとお誘いしご一緒しました

小川山は時々、雲が流れるものの晴れの一日でした
カラマツの黄葉は盛りを過ぎつつあり、登山道には金色の針のようなカラマツの葉が敷き詰められていました

2021年11月7日日曜日

富士回遊3号と特急あずさ78号で三ッ峠


少なくとも三か月以上先まで土・日・祝日に予定が入っていないということはあり得ません
ガイドの仕事とクライミングジム「印西クラック」の管理人の仕事が入っているからです
11月第一週の土日である6日~7日は1年半ぶりの空白の土日になっていました
空白にはそれなりの理由がありますが、それを説明していると長くなりますので省略します
「空白の土日の予定を埋めようかな?」と思っていた矢先の10月27日に道家さんから電話がありました
「来週の土日の11月6日~7日空いてますか?CS2なんですけれど・・・」
「素直ガイドはスポーツクライミングコーチの研修で無理ですが、私ならお手伝いできます」
本当は素直ガイドに期待していたようですが、仕方ありません
ということで昨日・今日と三ッ峠に行ってきました
両日共に天候に恵まれ有意義な都岳連クライミングスクール2(CS2)を実施することができました

今回の特筆は行き帰りの交通にJR+富士急を使用したことです

2021年11月3日水曜日

秋空、紅葉、乾いた花崗岩の小川山セレクションでした


今回の山行は小川山セレクション

私が高校生の頃から文化の日は晴れの特異日と言われていますが、最近30年の統計ではむしろ11月4日の方が晴れの出現率が高いとラジオで気象予報士が言っていました

コロナの緊急事態宣言が解除されてから土日祝日の観光地の混雑は凄まじいものがあります
高速道路の渋滞もそうですし、山もそうです
10月3日の巻機山も一般登山道は筑波山並みの人出でした

サッサと登って早めに高速道路に入るのが得策と考え、少し工夫をしました
本来は4人パーティーです
リーダーは素直ガイドと私の二人です 普通なら2パーティーに分けて登るところですが、私がパーティーから外れて3人パーティーに変更しました こうすることによりクライミングに要する時間は理屈上は30%から40%ほど時間短縮が可能となり、さらにシングルロープ2本構成からハーフロープ2本構成に変更することが可能となります

私は写真撮影と万が一の場合・・・考えられるのは懸垂下降のロープが木の枝に引っかかって回収不能になる、あるいは他のパーティーのレスキューが必要になる等・・・のバックアップという位置づけです

2021年10月31日日曜日

衆議院選挙と印西クラックでの講習会


今日はトレッキングロープワーク講習Part2
昨夜のうちに配布するテキストブックのバージョンアップを済ませていたので、気分的にも楽な状態で起床しました
今回のテキストブックは17ページのボリュームとなりました
一方、今日は衆議院議員選挙なので素直ガイドと投票を済ませてから印西クラックへと向かいました 投票会場は四街道西中学校体育館 我が家三人の子供たちの母校です
投票所はコロナ対策で間隔をあける必要があって長い行列になっていました

いつもの通り9時半に印西クラックに入り準備を整えました
午前中は無料体クライミング体験イベントで忙殺されました
無料クライミング体験会といっても私たち印西クラックが無償で実施するわけではなく、Bighop運営会社がテナントである印西クラックへの支援活動として企画してくれた、とてもありがたいイベントでした
超人気イベントですが50名限定なのでお昼過ぎにはほぼ終了し、それに替わるようにして講習会を開始しました

2021年10月30日土曜日

先週に引き続きトレッキングロープワーク講習会

 


この週末も素直ガイドと印西クラックで講習会を実施しました

トレッキングにおいて最小限の装備で安全性を担保しながら
「連れて行かれる登山から誰かを連れて行く登山へ」
これが、この講習会の目的で、先週の土日も同じカリキュラムで実施しました
今週は第二回目となります
トレッキングロープワークはPart1とPart2で編成されPartは基礎編でPart2が活用編の構成になっています

今日はPart1でしたので基礎的な講習でした
最低限必要なギアやロープの特性を説明し、それらの取り扱い方法を18時半まで講習しました 内容はかなり専門的な分野まで踏み込んで解説しました
参加者は都内や神奈川在住者で片道2時間半を要して講習会場である「印西クラック」に来てくれました

2021年10月25日月曜日

滝内さんの命日と衆院選のこと


 印西クラック運営委員会メンバーだった滝内さんが奥只見の御神楽沢で亡くなってちょうど一年になる

奥只見では10月下旬ともなると降雪が予想されるけれど、御神楽沢のような奥深い山域にそのような天候が少しでも予測される時は入ってはいけなかったのに・・・

滝内さんはクライミングは苦手だったけれどトレランが大好きで、日々のトレーニングが身についていた
印西クラックに来るときも自転車で来たりしていた

2021年10月24日日曜日

クライミングジム管理業とガイド業

 


クライミングジム「印西クラック」の運営を引き継いで、かれこれ一年が経過する
ジムは土日に来場者が集中し、ガイド業も土日がメインとなる
運営委員会のボランティアで運営している印西クラックなので、土日の店番確保すら困難な日々を続けている
そのような事情を考慮して土日はジムでガイド業の一環として講習会を行うということを試み始めたのは今年の1月頃からだった
一方で本来のガイド業ともいえる山岳地帯でのガイドは多くを平日に移動した
印西クラックの運営とガイド業の両立でギリギリのオペレーションを続けているけれども、最近になって少しづつ軌道に乗りつつあるような手ごたえがある

2021年10月22日金曜日

「とがくれん通信」の発送

 

今日は久しぶりに通勤時間帯に東京へ向かいました
都岳連の「とがくれん通信」にプロガイド養成機構の案内を同封していただけることになったので、その発送のお手伝いをするためでした
通勤時間帯の快速電車に乗るのは恐らく定年退職後で初めての経験かもしれません
会社員としての現役時代は40年間(札幌支店転勤期間を除いて)毎日この電車に乗っていたのです

2001年9月11日・・・いわゆる9.11の頃、私は勤務先の仕事で米国オラクル社のシステム開発者としばらく仕事をしていたことがあります
オラクル社の開発者は私が毎日片道1時間半を要して満員電車で通勤していることを知って「クレイジー」だと言っておりました 当時は自嘲するしかありませんでした

16時半に発送準備が完了しましたので、久しぶりに神田界隈を歩いてみました

2021年10月17日日曜日

退却技術「フォロワーの救助とロワーダウンの結び目通過」


「退却技術」の二日目
今日のテーマはフォロワーのレスキューです
フォロワーのビレイはルベルソやATCのガイドモードで行うことが一般的です
もし、降ろすというのであればガイドモードからムンターに切り替える必要があります
この切り替えの為の技術もテキスト通りには実際は行かず、いくつかの配慮すべき箇所があって、これを知っていないとリカバリーが不可能な事態になるので、極めてナーバスなテクニックになります
さらに、カウンターラペルによるキャッチ同伴下降についても講習メニューに入れています

「生兵法は大怪我の基」と言える典型的なテクニックになりますので、それを考慮してオリジナルマニュアルの改訂を実施しました

2021年10月16日土曜日

退却技術「自己脱出とロープ登高」


今週末は印西クラックでレスキュー講習会
初日の土曜日のテーマは「自己脱出とロープ登高」
素直ガイドが提唱する「退却技術」の範疇に属する技術になります
今週月曜日に登った小川セレクションのアンダークリングのトラバースでフォールすると必要になる技術です
ロープ登高は使用する器具(フリクションヒッチを含む)とロープの相性が問題となります
そこで最初にビッグウォールクライミングで使われる空中でのロープ登高を学習してもらいました
ベストなギアを使って、「登高の原理」と「空中でのバランスのとり方」をまずは理解してもらうことにしました
原理を理解してもらってから、手持ちのギアで代替したやり方に切り替えていきます

2021年10月11日月曜日

後続者が鈴木英貴さんだった「小川山セレクション」

天候に翻弄される企画が一定の比率で存在するのは致し方ありません
今回の企画も、10月11日から13日にかけて本来は屏風岩東稜の予定でした
しかるに11日までは天候は持つものの12日と13日の悪天がほぼ確実になってきました
登攀予定日の12日は悪天ですが、11日は快晴の予報なので代替案として「小川山セレクション」を提案したのは出発予定日の前夜ギリギリでした
屏風岩は毎年のように企画していますが、その為にかれこれ1年近くのトレーニングを続けてきた参加メンバーには申し訳ない次第です

一方で、今回の山行では驚くような出会いがありました
それは私たちの後続パーティーが鈴木英貴さんだったということです

2021年10月3日日曜日

巻機山米子沢

全国的に快晴の予報ですが新潟県の山沿いだけが悪天なので、前夜発一泊二日の計画を前夜発日帰りの計画に変更して実施しました
素直ガイドと実施しました
気のおけぬいつものメンバーと快晴に恵まれ、最高の沢登りを楽しむことができました
米子沢は事故の多い沢でナメのスリップで滝をダイビングする可能性があるので要注意
滝をダイビングするとほぼ助かりません
過去、二回ほど遡行しているので、遡行を検討している方は参考にしてください
米子沢はナメについてはラバーソールよりもフェルトソールの方が適しているかもしれませんが、巻き道ではラバーソールが有効です

10/2
夕方17時に八重洲地下西駐車場を出発し道の駅「南魚沼」で仮眠 コンビニで夕食を調達し、ウレタンマットを敷いて熟睡することができました

2021年10月2日土曜日

激安のタイヤ交換

 



主に山へ行く時に使用しているアウトランダー号のタイヤ交換を行いました
18インチのタイヤはそれなりの価格になり、オートバックスやイエローハットなどで価格調査してみると、最も安価な組み合わせでも総額13万円ほどでした
タイヤ交換はそうそう頻繁に行われるものではありませんが、5~6年前にネットでスタッドレスタイヤを購入し、自宅近くのタイヤ取り付け専門店で取り付けてもらったことがあります
そこで、今回も同様の手段を使ってみようと思い、まずはネットで検索してみますと・・・
18インチタイヤが1本6000円代から販売されていました ただし中国ブランドです
国産タイヤの場合は「YOKOHAMA GEOLANDAR CV G058 225/55R18 98V」が1本17,590円 (税込)でした
レビューの評価が高い製品の中から私がチョイスしたのは台湾製のタイヤです

2021年9月30日木曜日

防御技術・脱出技術・前進技術という考え方


「物事を理論的に整理して構造化した上で対応したい」
このようなことを心がけているという点では私も素直ガイドもとても良く似ています
むしろ登山技術に関しては素直ガイドの方が徹底しているかもしれません

そのような素直ガイドが日大山岳部コーチとしての永い指導経験を踏まえて以前から提唱しているのが、「自立した登山者」として安全な登山を行うために必要な登山技術を次の三つに分類して教えるというやり方です すなわち
1.防御技術
2.脱出技術
3.前進技術
それぞれを簡単に説明しますと

2021年9月26日日曜日

家族総出で印西クラックの無料体験会の対応でした


月末の最終土日は印西BigHopのイベントとして無料体験会を実施しています
昨日は甥っ子の結婚式で私たち家族は対応できなかったのですが、印西クラック運営委員会のメンバーが一致団結してビレイヤーをしてくれたとのことで安堵しました
今日は我が家族総出・・・といっても幸子さんと素直ガイドと私の三人です
ただし三人とは言え手慣れているのでスムーズに進行し14時前には50名様の無料体験を完了することができました

無料体験クライミング終了後、近隣に在住のお二人が有料体験で来場いただきました
それなりの目的意識をお持ちのようでした
これからマルチピッチルートへ踏み出したいという気持ちが伝わってきましたが、素直ガイドが素敵なアドバイスをしていました

2021年9月23日木曜日

秋晴れの瑞牆山大やすり岩


TJさんとの久しぶりの山は「垂直のハイキング」とでも表現するのがぴったりな瑞牆山大やすり岩へのクライミング
奥様TYさんも山頂までご一緒しませんかとお誘いし9/22の夜20時に出発しました
天気予報によると明日は快晴まちがいなしのようですが、中央高速は土砂降りの雨
まるで洗車機の中に入っているような状態でした
いつもは双葉SAで降車するのですが、今回は最短経路となる須玉ICを23時09分に降車して最終コンビニとなるローソンで翌日の昼食(ソーセージパンとオニギリ2個)を調達
雨は小やみになり24時に瑞牆山荘到着 トイレ前で仮眠 1時には眠りに落ちたようです

9/23
5時起床 快晴の朝を迎えました
6時少し前にTGさんと合流
TGさんは前日の19時頃に瑞牆山荘に入って宿泊したとのことでした
6時過ぎに歩きはじめ、ゆっくり登って標高2150mの大やすり岩台座基部9時15分到着
全ピッチ素直ガイドがリード
したくを整えいったん台座まで登ってギア類を荷上げ
台座から大やすり岩本体の登攀を10時半に開始し、12時過ぎにTop着 13時に懸垂下降を終了し撤収
私はそのビレイを中心としたサポート 台座は昼寝にピッタリで5人ていどならビバークも可能な文句なしの楽園

2021年9月21日火曜日

大人の三連休は瑞牆山と廻り目平

「トムソーヤの冒険」最大のアトラクション:洞窟チムニー

家路につく車の中で
「久しぶりに良いルートに巡り合ったな」
と素直ガイドと話した
今回の大人の休日は三連休だったので元々は穂高の屏風岩の予定だった
しかしながら台風14号による増水で横尾谷の渡渉ができない可能性があったので、急遽予定を変更して瑞牆山と廻り目平へ変更したのである
今回登った二本のルートはいずれも屏風岩を上回る充実したルートだった
計画変更をして大正解だった
楽しかった三日間を振り返ってみたい

2021年9月16日木曜日

スマートフォンの更新


スマートフォンを替えました

現行機は「AQUOS sense lite SH-M05」
バッテリーが劣化したようで機内モードにしていても10時間ほどしか持ちません
2018/6/18に購入していますので約3年の寿命だったことになります
私のスマホの用途は日常生活のメールやLineがメインです
その用途の範囲内であればそれほど不自由は感じません

ところが山へ入っている時には機内モードで10時間というのは困りものです
山中での用途はほとんどジオグラフィカによるトラックログの取得になりますが、モバイルバッテリーに接続して再充電することをたびたびおこなわなければなりません
これからもモバイルバッテリーは必須ですが、再充電はテントや小屋内の夜間だけで運用したいものです

今回採用した機種はGooglePixel5a

2021年9月14日火曜日

久しぶり、5回目の大同心正面壁

小同心の頭から見る大同心ドーム

本当に久しぶりに大同心正面壁を登りました
この壁を最初に登ったのは1977年10月で大木さんとでした
その後は冬に3回・・・冬のうちの1回はソロ
最後に登ったのは恐らく1992年2月だったか?
一方で素直ガイドは雪のない時期の八ヶ岳は来たことがないというので、久しぶりに親子プライベートで大同心正面壁から小同心クラックへの継続登攀を計画しました
企画段階ではプライベート山行でしたが、今週末一緒に屏風岩へ行く予定のYさんから登ってみたいとのリクエストをいただき、三人で行ってきました
もちろん車内ではマスク着用で会話ナシ、換気用のファンを回して中央高速を走りました

大同心正面壁雲稜ルートは昔とラインどりが少し変化していました
素直ガイドが全ピッチをリード
タドンのようなガバホールドを使うので印西市立体育館仕込みのインドアクライミングのムーブで登りたくなるのですが、それは危険です ランナウトの状態でいつホールドが崩落するかわからないからです 慎重に用心しながら静かに猫が歩くように登っていきます

2021年9月5日日曜日

パソコンが立ち上がらなくなった


昨日迄のワイルドな原始境とは打って変わって今日は朝から印西クラックの店番です
お客さんが来ない時にはクラック幅のサイズ調整をしたいところですが、素直さんは日大山岳部OBの仲良し二人と三人で夕方から外岩へ出発するとのこと
幸子さんは十日前に生まれた二人目の孫のサポートで泊まり込みです
しかたなく私はドキュメント作成の宿題が山のようにあるのでいつもの通り印西クラックにノートPCを持ち込んで作業をしようともくろみました
印西クラックでPCを起動しようとしたら上のような画面が表示されて立ち上がりません
何度試してもダメです・・・・これは厄介なことになったなぁ~
ヨシキスポーツからセールのチラシが届いていたのでジム内に掲示して案内葉書を棚に置きました それから一人でボルダリングなどをしながら暇を持て余していました
午後からボチボチお客さんもやってきて、途中では印西ロッキーでボルダリング中の大樹さんが休憩タイムにお子さんたちと慰問に来てくれました

2021年9月4日土曜日

恋ノ岐川・会津駒ケ岳、そして素晴らしいキャンプ場


楽しい週末を期待し、金曜日に有給休暇をとったメンバーもいたことだろう
みんな楽しみにしていた恋ノ岐川の遡行
残念ながら現地で中止を判断せざるを得なかった
簡単に記述して次回の参考情報として役立てたい

9/2
いつもの通り八重洲を20時に出発
様々なことを同時並行処理しており、時々混乱する事すらある毎日が続いている
計画書上では鷹ノ巣まで行って仮眠する予定だったが、とてもそれまで持ちそうもない
最終コンビニである「ファミリーマート塩原温泉店」で買い出しをして、2007年大幽沢の時に利用した道の駅「たじま」で車を停め仮眠する 道の駅「尾瀬・檜枝岐」でも良かったかもしれない

9/3
天候が芳しくない
今日は何とか小雨で収まりそうだが明日は本格的な降雨が予想される
沢の中で二泊を要する恋ノ岐川は天候判断に慎重にならざるをえない 二日間雨に濡れ、しかも予備日もない
出発前に恋ノ岐川中止を決めた
とりあえず檜枝岐まで行って会津駒ケ岳を往復して、今日は檜枝岐のキャンプ場で宿泊へ変更
会津駒ケ岳の登山口まで車を入れ、会津駒ケ岳を往復した 時折薄日が射す中で標高差1000mを往復するのはそれなりの負荷がかかる 駒の小屋は良い雰囲気を持っていて、いつか泊まりたいものだ
下山後 燧の湯で入浴 農協の売店で買い出し中に雨が強くなる
檜枝岐村にあるキャンプ場は駐車場のようなサイトにテントを張るようなものばかりで、とても利用する気になれない
Googleで検索してたどり着いたのは「小豆温泉せせらぎオートキャンプ場 Red Bean
オートキャンプ用に造成されたサイトで炊事場も良好 その上管理人の人がらが良くて料金も安い
雨が更に強くなり、最悪の天候となったが、このような施設で過ごすことができたことに感謝した

9/4
朝早くに撤収 管理人の信頼を裏切らないように十分にあとかたずけをしてチェックアウト

2021年8月30日月曜日

松元さんに連れられてjRO(日本山岳救助機構)


この土日は久しぶりに湯檜曽川本谷でしたが、行動中はお天気が良くて、ビバーク中の夜間だけはずっと雨というラッキーな山行でした
そして今日の午前中は濡れたタープ・ザック・シュラフ・シュラフカバーなどを干し、使用した衣類を洗濯機で洗いました
タープは3張持ち込んだのですがモンベルのタープだけがありません 誰かのザックの中に入っているのでしょう
午後からは松元さんに連れられて日本山岳救助機構(Japan Rescue Organization LLC:JRO)へご挨拶に伺いました
うんざりするような猛暑日ですが、幸子さんも素直さんも8月26日に生まれた孫のところに行ってしまい不在
炎天下の中をトボトボと四街道駅まで行き13時38分の快速電車に飛び乗りました
最後の3分間は全力疾走しましたが20秒遅かったら乗り遅れていたと思います

2021年8月29日日曜日

湯檜曽川本谷と旧国道8号線の再訪


久しぶりに湯檜曽川本谷と旧国道8号線周回へ行ってきました

土合から蓬峠へと向かう湯檜曽川沿いの新道を歩いていると50年前のことを思い出さずにはいられません
それは1971年6月初旬のことで私も砂田も岩崎もまだ15歳でした
その砂田や岩崎と現在も一緒にクライミングをしているのですからあきれてしまいます
今回も土合駅でステーションビバークをしていると砂田がやってきました 砂田も労山「ちば山の会」のメンバーと湯檜曽川本谷とのことでした
なんたる偶然でしょうか

さて、私たちですが今回は8人という大パーティーだったのでワイワイガヤガヤとにぎやかで楽しい山行になりました
湯檜曽川本谷は巻き道に危険個所があるなどそれなりのリスク判断ができるリーダーによる引率が必須のルートですが、関東でも随一の見せ場が連続する素晴らしい沢です

2021年8月26日木曜日

二人目の孫が生まれた


忙しい日々が続く
昨夜も都岳連幹部とのZoom会議だった 松元さんから電話が来るし、廣川さんから電話が来るし、今週末のガイド山行の準備があるし、来週末のガイド山行の案内書もそろそろ送らなければいけないし、印西クラックの経営立て直しもあるし・・・・
あたふたしていると二人目の孫の誕生の知らせがあった 8時14分 3122g 48.7cm
母子ともに健やかとのこと
やれやれ 逢いに行けるのはガイド山行が終わった30日か・・・30日は午後3時から松元さんとJROへ挨拶に行く予定が入っているので31日になるかもしれない

ところで数日前にコロナワクチンの二回目接種を行ったが顕著な副反応もなく問題なし
コロナに関しては都岳連でも対策の参考になる資料を廣川さんたちがいくつか出してくれている
興味深い指摘がいくつかあった
明日は印西クラックの改修工事をしてからガイド山行に出発する

2021年8月24日火曜日

秋田森吉山桃洞沢の動画


先々週に行った秋田のマタギの里 森吉山桃洞沢の動画です
素直ガイドが撮影し、都岳連のプロガイド養成委員会のプロモーション用として編集してくれました
あまりに素晴らしかったので紅葉シーズンの10月12-14日に再企画しました
一日で6時間から8時間ほど歩いた経験のある方であれば沢歩き未経験者でも参加可能です
参加希望の方は右下の「連絡フォーム」にてご連絡をお待ちしています

2021年8月15日日曜日

秋田 森吉山桃洞沢 豪雨におおわれた日本列島の隙間を狙うようにして・・・

 


金曜日からの三日間は数か月前から計画していた赤木沢の予定でした
4月初旬に薬師沢小屋の予約を入れて、参加者には事前講習を行い準備万端整えていたのですが、この週末はご存知の通りの日本列島全体を覆うように前線が停滞して、所によっては線状降水帯が発生するとの予報でした

ただ気象情報をつぶさに検討してみると前線の北側、それも東北の北部の日本海側であれば場合によっては豪雨を避けられる可能性もあるのではないかと予想しました
それで、出発の前夜に計画変更を参加者にお知らせしました

8月12日
計画書などにまとめ上げたのは出発当日の朝4時でした 小屋泊まりからテント泊に変更となったので一睡もしないでそれから準備に大忙し・・・
予約していた薬師沢小屋と太郎平小屋へのキャンセルのお願いをしたのが11時半過ぎでした
ヘトヘトになって準備を終えて17時半にトヨタレンタカーへ行ってカローラフィールダーを受け取り、愛車アウトランダーを素直さんが運転し、私がカローラを運転して19時に自宅を出発しました
いつもの通り八重洲で参加者と集合して出発したのですが、高速道路に水たまりができて時速80㎞で走ることも恐ろしいような豪雨でした
それは福島県を抜けるまで続きました
東北自動車道の仙台手前にある菅生パーキングエリアで仮眠 というか野宿 小雨が降っていましたが都合よく藤棚が雨よけになっていてその下にマットを敷いて7人で仮眠しました

8月13日
雨はやみました
菅生パーキングエリアを出発し北上から秋田自動車道へ入って五城目八郎潟で高速を降り阿仁前田到着
阿仁前田駅の「クウィンス森吉」の温泉施設は設備が故障したとの張り紙があって入浴できませんでした
駅前の丸伊スーパーマーケットで食材を仕入れ親子キャンプ場へ
到着した時には私たち以外には1パーティのみ
夜はカレー

8月14日
曇り空ですが雨は降りそうにありません
四回目となる桃洞沢を登り、赤水沢を下降しました 2019年遡行時にあった堰止湖は現存しており難儀しました

2021年7月31日土曜日

印西クラックに上田さん篠原さんが応援に来てくれた初日


Bighop運営会社によるテナント支援策として6月から9月まで月末の土日4回、日数にして8日間ほど印西クラック無料体験クライミングが実施されます
それぞれ50人ほどの無料体験クライミング希望者に対応するためにはスタッフとして4人が必要です
印西クラック運営委員会のメンバーで手分けして対応していますが、今週末だけは人数が足りません それを土橋さんの捜索活動で結束の強くなった極道仲間が救ってくれました
音頭をとってくれたのは上田さんで篠原さんと二人で印西クラックに来てくれました

スタッフを4人揃えることができると役割分担が可能で、スムーズな対応によりお客様を待たせることなくクライミングを体験していただくことができます
結果的にですが12時までに30人から40人のお客様に体験していただけます

2021年7月25日日曜日

イーハトーブ 葛根田川 13年ぶりの再訪


グランドジョラス北壁やヨセミテエルキャピタンノーズのように、一瞬たりとも精神的緊張を弛緩させることが許されない数日を要するバーティカルクライミングには人生のある部分を投げうちたくなるような強烈な魅力を感じますが、その一方で、私が大好きなもう一つの山の登り方があります
それが山旅です
奥深い山の中で数泊を要する山登りには旅があります
私には「四国遍路」や世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」などの巡礼に通じるものがあるように思えるのです
そんな山旅をオリンピック四連休を使って仲間と楽しんできました
その舞台として選んだのはイーハトーブの携帯電話の電波も届かない山奥
メンバーは気心の知れたいつもの四人です

2021年7月20日火曜日

印西クラックとガイド業の両立は難しいなぁ~


印西クラックのボルダールーム改修作業二日目

明日の夜からガイドの仕事で素直さんと南八幡平の葛根田川へ行くので、その準備も忙しく、印西クラックに到着で来たのは11時
さっそく作業に取り掛かりました
ボテをはずして、位置を調整して再設置
ぐらつくので三度も取り外して調整するなど、一癖も二癖もある作業が続きました
昼食も取らずに作業を続けましたが、さすがに腹が減って力が入りません
ボルダールーム内の垂壁部分のクラックセットはひとまず第一段階
左端の垂壁ではフィンガーからハンド・フィストあたりまでカバーしたいところなので、かなり再調整が必要です
夕方、自宅に戻ってからは葛根田川の準備

2021年7月18日日曜日

事業立て直しも最後の切り札は人と人との信頼関係でしょうか


現在、私には二つの事業の立て直しが期待されています

この歳になってキヤノンライフ現役時代に戻ったような日々を過ごすことになるとは定年退職時点では想像もしていませんでしたが、期待されているということはある意味、必要とされていることでもあり、ありがたいことだと思いながら全力て取り組んでいます

一つは「プロガイド養成委員会」の赤字体質からの脱却ですが巨大組織「公益社団法人東京都山岳連盟」のバックアップがあるので問題はありません
もう一つは商業施設である「クライミングジム印西クラック」の黒字化です
ハードルが高いのは「クライミングジム印西クラック」です

2021年7月17日土曜日

梅雨明けの印西クラック


いよいよ梅雨が明けたようです
素直さんは都岳連マウンテンスクールの講師で白馬岳に行くとのことですが、新宿駅出発6時半なので四街道駅始発に乗車しても間に合いません
稲毛駅まで送っていきました 自宅を4時42分に出発して稲毛駅到着は4時56分
稲毛発5時10分の総武横須賀線快速に乗車しました
帰宅してから朝食の準備 メニューはサラダうどん
ピーマン、レタス、茄子、カニカマ、温泉玉子、トマト、ワカメ、ロースハムをたっぷり載せて、最後にゴマと天かすを少し散らして完成
ヘルシー感満点の朝食となりました

今日は印西クラックの店番をしながら懸垂下降にまつわるレスキュー講習会を行う予定で、ボルダールームのクラック改修は一人ではできないのでお休みです
9時半前に印西クラックに入って、まずは掃除

2021年7月16日金曜日

ボルダールーム改修の初日


今週7月12日月曜日に山と渓谷社から画期的なクライミング技術書がリリースされました
ピート・ウィタカー著の「CRACK CLIMBING」です
この本はクライミングの世界ではニッチであるクラッククライミングを対象にしています
印西クラックもニッチなクラッククライミングをターゲットにした施設です
クラックというニッチを対象にしている点で両者はとても共通しています

そこで、「CRACK CLIMBING」をテキストにしてクラックのジャミングを体系的にトレーニングできるように印西クラックのボルダールームを改修することにしました